日本的傳統飲食文化代表之一「和菓子」。
由於日本四季分明,尊重大自然,享受它帶來四季變遷一直是日本人對於美的一種意識,也將製作和菓子的形狀來呈現出傳承至今的傳統文化。
說到櫻花的季節,腦中就會浮出櫻花和菓子。想到秋季時分,就能聯想到月團子。
一走進和菓子店鋪,能說那一剎即可感受到四季氛圍也不為過。
熊本的傳統和菓子中就由「出世鯉」來做介紹。
由於典故中鯉魚逆流而上,得者便化成為龍的傳說,因而有吉祥的象徵。
日本五月所過的端午節節日則是祈求孩子們平安成長,並會在家外掛上鯉魚旗。在和菓子的世界裡當然也少不了人人皆知的「出世鯉」也就是所謂的鯉魚菓子。這些都是從古至今代代流傳的習俗。鯉魚旗的裝飾寄託著孩子們平安成長、出人頭地,所以家中如有剛出生的孩子首次過節日的話,將會準備賀禮送給周遭鄰居或是親戚來分享此喜悅的習俗依舊存在。目前仍有此傳統習俗的縣市只剩熊本縣與長崎縣兩地留存。
使用練切和菓子的餡(由白腰豆蓉加入求肥製成)包入豆沙餡所製成的上等風味,近年來不僅僅是用於祝賀孩子的賀禮,還以長壽賀禮為禮品贈送的人也是有的。不過也是因為它擁有吉祥象徵,用於這些歡喜的節日也是非常合適的。
由於出世鯉菓子的製成全以手工的方式製作而成,目前為止也只有專業職人才掌有此獨特的傳統技術,也因此反映出製作世鯉菓子的人才逐年減少。
請務必來一趟熊本縣的和菓子商鋪,將這份獨特的和菓子贈給您珍惜的那一位吧!
天名堂
【日本語】
『熊本の伝統菓子「出世鯉」』
日本の食文化の一つ、和菓子。
四季がある日本には、自然を尊び、季節の移ろいを楽しむという、日本人の美意識がお菓子の形にも表れ、伝統文化として今日に受け継がれています。
桜の季節になれば、桜餅。秋になれば月見団子…。
和菓子店に入れば、一瞬にして四季を感じることができるといっても過言ではありません。
さて和菓子の中で、熊本の伝統菓子といえば、「出世鯉」が挙げられます。
鯉は急流を乗り越えたことで立派な龍になって天に昇っていったという伝説があることで、縁起物の象徴とされています。日本でも5月の端午の節句では子供の成長を願って「鯉のぼり」を飾る習わしがあり、お菓子の世界も鯉菓子、通称「出世鯉」というものがあります。鯉のぼり同様、子供の成長と出世を託し、初節句の内祝いとしてお礼のご挨拶とともに贈る習慣が残っています。ちなみにこの風習は熊本と長崎にしか残っていないようです。
こし餡を練り切り餡で包んだ上品な風味の上生菓子で、最近では子供だけではなく長寿のお祝いとしても贈る方もいるそう。たしかに縁起物なので、おめでたい席にぴったりですね。
すべて手作業で作られるため、今や熟練の技を持つ職人さんしか作ることができません。そのため年々作り手が減少しているのも現実です。ぜひ熊本の和菓子屋さんへ足を運んで、大切な方へのお祝いとして贈られてはいかがですか?
天明堂のyoutubeチャンネルで出世鯉がどのようにして出来上がっているかを見ることが出来ます! https://youtu.be/pmV2887SBq4
<写真提供>
御菓子処天明堂(てんめいどう)
熊本市南区川尻1丁目3-39-2
TEL:096-357-9225
9:00〜19:00 元旦休
作者:あずきちゃん