正月事始(新年事前準備的開始)

相信有許多人是第一次聽到「正月事始」這個詞。
其實,連許多日本人也漸漸淡忘了這件事,日本早已有規定開始準備迎接新年的日子 ,而這一天就被稱為「正月事始(新年事前準備的開始)」。

你是否曾在電視新聞中看過這樣的畫面呢?
伴隨著「今天在○○寺舉行了去除一年穢氣的除塵儀式」的旁白,人們手持以長竹竿與稻草製成的工具,為神社與寺廟拂去灰塵。這項稱為「煤払い(大掃除)」的儀式,被視為新年準備的開始,一般認為從12月13日起正式展開,這一天也就是「正月事始」。

喜愛打掃的日本人

那麼,新年事前準備究竟要做些什麼呢?
一向被認為愛乾淨的日本人,不論做什麼事,總是先從「淨化空間」開始。尤其是迎接新年的時候,據說會為家庭與地區帶來幸福的「歲神」會降臨。因此,不只是清掃居住的空間,更要藉由大掃除,徹底斬斷過去的牽絆與後悔,讓內心一同獲得淨化。接著便開始準備迎接歲神所需的各種物品 ,作為歲神指引標誌的松飾 (門松)、象徵神聖空間的注連繩與注連飾、獻給歲神的供品鏡餅,以及祈求家人幸福與避邪的御節料理(新年料理)。然而,現代日本人往往沒有餘裕靜下心來細細面對這些傳統,多數家庭都是在12月 26日左右 才匆忙開始大掃除與新年準備。
参照:「日本人與新年

我們這一家的正月事始

我們家也和許多家庭一樣,大約從 12 月 25 日 左右開始準備新年。不過,正月要吃的祈求好運的食材,以及迎接歲神所需的裝飾品,通常會提早準備好。因為越接近年底,不但價格會上漲,甚至還可能買不到。此外,還有一與正月事始相關的詞彙「一夜飾」,帶有提醒與告誡的意思 。

「一夜飾」所傳達的訊息

「一夜飾」指的是到了12月31日除夕 才慌忙把門松等裝飾擺出來的行為。
正如前文所述,新年是歲神降臨、賜予一年幸福的重要時刻,因此每一項準備都應該用心完成,而不是草率應付。「一夜飾」正是一種提醒人們不可怠慢迎神之心的告誡之語。

細心準備、淨化空間與內心,迎接新年的到來。這樣的習俗,正清楚展現了日本人將新年視為邁向幸福的重要節點。


每年我與丈夫都會親手編織注連繩,祈願家人的幸福。今年使用的是熊本縣熊本市南區所產的稻草。


由於住在公寓,松飾選擇較為簡約的風格。擺放「帶根的松枝(根付松)」,據說象徵幸福能夠生根扎根。日本人一向喜愛諧音與雙關語,從古至今,將語言遊戲視為一種優美的文化來欣賞。


【日本語】
『正月事始め』

「正月事始め」という言葉を聞くのははじめての方も多いかと思います。
じつは、多くの日本人も忘れてしまっている事ですが、正月の準備をはじめる日が決まっていて、その日のことを「正月事始め」と言います。

テレビニュースなどで「本日、○○寺で一年の穢れを落とす煤払い行事が行われました」というナレーションとともに、長い竹竿と藁で作られた道具で神社・仏閣の埃を払う映像を見たことはありませんか? この煤払い(大掃除)から始まる、正月準備を「正月事始め」のスタートとされ、一般的に12月13日からと言われています。

■掃除好きの日本人
さて、この正月事始め。何をするかと言いますと、清潔好きと言われる日本人は何をするにもまずは「場を清める」ことから始めます。
特にお正月ともなると、家庭や地域に幸をもたらす歳神さまがいらっしゃいますので、場だけではなく、過去のしがらみも後悔もすっきりと断ち切り、心も清める大掃除から始めます。そして、歳神さまにとって目印となる松(門松)、神聖な場所である証のしめ縄・しめ飾り、歳神さまの供物である鏡餅、家族の幸福と厄除けのお節料理の準備をします。とはいえ、現代の日本人は、ゆっくりと伝統と向き合う時間もなく、大掃除や正月の準備は、12月26日頃から慌ただしく始める家庭が多いようです。
(参照:「日本人とお正月」)

■我が家の正月準備
わが家でも多くの方たちと変わりなく、正月の準備は、12月25日あたりから始めます。ただ、正月に食べる縁起物の食材や歳神さまを迎えるための飾り物は、早めに用意しておきます。直前になると値段が高いばかりでなく、手に入らない場合もありますし、何より、正月事始めにまつわる戒めとして「一夜飾り」という言葉があります。

■一夜飾りというメッセージ
一夜飾りとは、12月31日の大晦日になって慌てて門松を飾ることをいいます。
先にも書きましたが、正月は歳神さまがやってきて、その年の幸運を授けてくれる大切な時なので、一つひとつに心を込めて準備しなければならないよ。という戒めの言葉です。

準備に細かく気を配り、場と心を清め、正月を迎える。日本人がいかに正月を幸福に向かう重要な節目と考えているかがわかるしきたりです。

毎年、夫と二人で家族の幸福を願って編みあげるしめ縄。今年は、熊本県熊本市南区の稲を使用しました。
マンションに住んでいるため、松飾りはシンプルに。根がついた松(根付松)を飾ることで幸せが根付くという言われがあります。日本人は、ダジャレ(駄洒落)好き。昔から、言葉あそびを洒落た文化として楽みました。

写真・文:荷風/(台湾華語)翻訳:Kaoru