Life in Kumamoto by Taiwanese

世界遺產萬田坑遺跡-電影《神劍闖江湖・京都大火篇》的拍攝地點

這裡要向大家介紹位於熊本縣荒尾市的三池煤礦萬田坑,是為日本工業的現代化發展做出很大貢獻的地方。

明治維新時期(1868-1889年)的日本,工業發展遠遠落後於西歐各國,為了迎頭趕上,在之後的短短50年左右,日本發展了製鐵、煉鋼和煤炭工業。日本工業化的快速發展並非是經由西方國家的殖民統治或經濟支配所實現的,而是透過西方先進的技術與日本獨特的傳統技術的結合而達成的。
而見證了當時日本的近代化過程的可說就是「日本明治工業革命的遺產:製鐵・煉鋼・造船・煤炭工業」 (註:亦為世界遺產的登錄名稱)。

萬田坑位於熊本縣荒尾市和福岡縣大牟田市的交界處,於 1902 年開始營運,是分散在附近的三池煤礦中的第六個。

第一座豎坑的工程於 1897 年開始,「全鋼鐵骨架」的櫓(註:置於豎坑上部的支架型設備)則於 1899 年完工。當時,鋼鐵的骨架只會用在與政府或財團相關的工程,是一種昂貴的材料,這也說明了萬田坑建設的重要性。

大正時期(1912-1926年)因為使用了當時最新的設備像是將蒸氣鍋爐改為電氣動力等,因此迎來煤炭開採的鼎盛時期,。

三池煤礦的產量在進入昭和時期(1926-1989年)時達到高峰,在1944年太平洋戰爭期間產量超過400萬噸。

1951年煤炭生產結束後,萬田坑被用作維修設施,但隨著能源從煤炭轉向石油的開發,於1997年關閉,長達120年的現代煤炭開採歷史宣告正式結束。

由佐藤健主演於2014年夏天上映的電影《神劍闖江湖・京都大火篇》選定這裡作為拍攝地點。
由於電影的設定橫跨江戶到明治時代,因此以當時存在的建築物和隧道做為背景更能讓人感受到視覺上的震撼。
站在這裡,你可以感受到當時全盛時期的氛圍以及那些支持著日本現代化發展的人們的思想情感。
(參考:萬田坑站的導覽手冊)

 

 

 


高49m的巨大煙囪遺跡

除了觀看萬田坑相關的展示板、立體模型和數位檔案外,還可以使用 VR 體驗礦坑內部的虛擬實境。
參觀萬田坑的門票可在設施內的自動售票機購買。

《參觀 萬田坑》
時 間:9:30-17:00
閉館日:每週一(如遇國定假日則順延至隔天)
參觀費用:成人:410日圓、高中生:310日圓、中小學生:210日圓、幼兒:免費

 

【日本語】

『映画「るろうに剣心・京都大火編」ロケで使われた世界遺産の万田坑(まんだこう)跡』

熊本県荒尾市にある日本の産業の近代化に貢献した三池炭鉱 万田坑を紹介します。

明治維新(1868~1889年)ころの日本は、西欧諸国とは比べ物にならないくらい産業が遅れていました。
西欧諸国に追いつくために、その後わずか50年間ほどで、製鉄、製鋼、石炭産業において発展していきました。日本の急速な産業化は。西洋諸国による植民地化や経済的な支配によるものではなく、西洋の先端技術と日本独自の伝統技術を組み合わせながら成し遂げられました。
当時の日本の近代化を証言しているのが「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」です。

熊本県荒尾市と福岡県大牟田市にまたがる万田坑は、近隣に点在する三池炭鉱の6番目として1902年に操業開始しました。
1897年に第一竪坑に着手し、1899年に「総鉄骨造」の櫓が完成しました。当時の鉄骨は、政府や財閥が関与した事業に使用されるような高価な材料だったので、万田坑建設が重要だったことがうかがえます。

大正期(1912年~1926年)は、蒸気汽罐(じょうききかん)から電気動力に変更するなど、当時の最新設備が整備され炭坑の最盛期にあたります。

昭和期(1926 ~1989年)に入ると三池炭鉱の生産量はピークを迎え、太平洋戦争中の1944年には400万トンを超えました。

万田坑は1951年に石炭生産を終了あと、坑内メンテナンス施設として使用されましたが、エネルギーが石炭から石油への転換が進行したため、1997年閉山され120年間続いた近代炭坑の歴史は終わりました。

2014年夏に公開された佐藤健さん主演の映画「るろうに剣心・京都大火編」のロケ地となりました。
時代設定が江戸~明治になっているので建物やトンネルなど本物の迫力があります。
その場に立つと、最盛期の雰囲気や日本の発展を支えた人々の想いが感じられると思います。
(参照:万田坑ステーションパンフレット)

高さ49mの巨大な煙突の跡

万田坑に関するパネル、ジオラマ、デジタルアーカイブ見学のほか、VRで坑内の仮想体験ができます。
この施設内の券売機で万田坑の入場券を購入できます。

《万田坑 見学》
時 間:9:30~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
見学料:大人 410円  高校生 310円 小中学生 210円 幼児 無料

文:BABI/翻訳:Faye