Life in Kumamoto by Taiwanese

山鹿採茶製茶體驗記

位於熊本縣山鹿市的山裡,依山傍水的地方,隱藏著幾座幽靜的茶園。雖然這裡的茶葉名氣沒有靜岡或是福岡某些產地有名,但當地茶農仍秉持著曾獻給細川藩主的「岳間茶」傳統,細心栽培並製作茶葉。

去年,在日本友人的邀約下,前往了山鹿體驗採茶及製茶的樂趣。

一早就約在茶園附近的「岳間茶寮 好信樂」。在前往的途中,真的是從市區塵囂中逐漸進入到人煙稀少的山區。令人驚喜的是,在這片山野中隱藏著一棟昭和初期的古民宅。這古民宅是當時開墾山區林業的有錢人家的宅邸,房子的結構及裝飾,真的是一點都不含糊,非常地有氣氛。現在,這宅邸轉手給移居到此的年輕製茶師,在製茶之餘,也開設茶坊,推廣茶道及茶具等,並不時舉辦一些活動,邀請愛茶人士前來品茗交流。

 

 

 

在日本,一年第一次的採茶會在立春起第88天,因為這時的茶最嫩也最香,採收「一番茶」的新茶。所以在每年的4月下旬到5月上旬期間,是茶農最繁忙的時期。為不影響茶農繁忙的採茶季,體驗是在5月中下旬舉行。

第一次參加的我,什麼都沒準備,就前往了。有經驗的人,他們都穿長袖、戴上大緣的帽子、戴上工作用棉手套、腳踩雨鞋或是不怕弄髒的鞋子。全副裝備,防蟲防曬都顧及。

準備好後,「好信樂」的主人向大家解說山鹿的茶園、茶樹、如何採茶,也同時教我們將雜草拔除,成為茶園的肥料。然後就2、3個人1組,拿起茶籃等容器到自己喜歡的區域去採茶。不一會功夫,就採了整籃翠綠鮮嫩的茶葉。

接著,從茶園回到「好信樂」中,主人準備了炒茶鍋開始徒手炒茶。炒第一次的茶請大家用手搓揉,然後再重複動作,回炒幾次。在炒茶及搓茶的過程中,都是滿滿的茶香圍繞。沒多就的時間,早上剛採收的青嫩茶葉就成了可以泡茶用的茶葉了。

當然,這活動也提供了午餐。當天邀請了熊本市知名的料理研究家前來烹調當季蔬食料理。裝盛料理的食器是陶瓷作家的作品,食材採用當季蔬果,加上一些發酵食品,每道料理都色香味俱全,不僅賞心悅目,食材的鮮美與搭配也令人驚豔。用餐時,用剛才做好的茶葉泡出綠茶,配上和菓子,讓午餐時光畫下完美的句點。

 

 

為了讓更多人了解日本的茶葉、茶道文化,聽說每年都會在5月份舉行這樣的活動,讓大家更深入了解茶的文化。如果您也有興趣,不妨親自前來體驗難得的的採茶與製茶之旅。

【日本語】

『山鹿での茶摘み・製茶体験記』

熊本県山鹿市の山あいには、ひっそりとした静かな茶園が点在しています。ここで生産されるお茶は、静岡や福岡の一部の名産地ほど有名ではないですが、地元の茶農家は、かつて細川家に献上されていた「岳間茶」を踏まえ、丁寧にお茶を栽培し、製茶を行っています。

昨年、日本の友人に誘われ、山鹿での茶摘みと製茶体験に参加しました。

朝早く、茶園近くの「岳間茶寮 好信楽」に集合しました。市街地の喧騒を離れ、車を走らせるうちに、だんだんと人里離れた山間部へと入っていきます。そんな山の中に、昭和初期に建てられた古民家が佇んでいました。この建物は、かつて林業を営んでいた富裕層の邸宅で、建築様式や装飾の細部にまでこだわりが感じられ、レトロの情緒が溢れています。

現在、この古民家はこの地に移住した若い茶師の手に渡り、製茶の一方、茶房を経営しています。お茶の文化を広めるため、茶道や茶器の紹介を行い、時にはイベントを開いて、お茶の好きな人々の交流できる場所となっています。

日本では、立春から88日目にあたる頃が「八十八夜」と呼ばれ、一年で最も柔らく香りがいい「一番茶」の収穫時期とされています。そのため、4月下旬から5月上旬は、茶農家にとって最も忙しい時期です。お茶摘み体験は、茶農家の作業を妨げないよう、毎年の5月中旬か、または下旬かに行われます。

私は何の準備もせずに参加しましたが、経験者なら、長袖に大きなつばの帽子、軍手、長靴や汚れてもよい靴と、万全の装備で臨んでいました。日差しや虫よけ対策までしっかり考えられており、感心しました。

準備ができてから、「好信楽」の主人から、山鹿の茶園や茶樹の特徴、茶葉の摘み方について説明を受けました。さらに、雑草を取り除いて茶園の肥料とする方法も教えてもらいました。その後、2、3人ずつのグループに分かれ、茶籠等の容器を手に取って、それぞれ好きな場所で茶葉を摘み始めました。暫くすると、籠いっぱいに瑞々しい茶葉が摘み取れました。

茶園から「好信楽」に戻ると、主人が用意した鍋を使って、素手で茶葉を乾煎り作業が始まりました。一度煎った茶葉を参加者の皆が手で揉んで丸くし、さらに繰り返し煎ります。乾煎りと揉む作業を続けるうちに、周りにはお茶の香りが漂っています。こうして、朝摘みしたばかりの青々とした茶葉は、わずかの時間で飲める状態になりました。

体験にはランチも提供されます。当日は熊本市有名な料理研究家を招いて、旬の野菜をたっぷり使った料理が振る舞われました。盛り付けられた器は、陶芸作家による作品で、見た目の美しさも格別です。発酵食品を取り入れた彩り豊かな料理は、どれも目にも舌にも嬉しく感じ、感動しました。

食事中、出来立てのお茶も登場し、和菓子とともにいただきました。こうして、大満足のランチタイムを終え、茶摘み体験も終盤を迎えました。

このような体験イベントは、毎年5月に開催され、日本茶や茶道文化の魅力をより深く知る貴重な機会となっています。もし興味があれば、ぜひ一度、山鹿の茶摘み・製茶体験に参加してみてはいかがでしょうか。

文・写真・翻訳(台湾華語)翻訳:KAORI